僕はWeb制作の中でも特にSEO対策(検索エンジン最適化≒検索結果で上位表示を目指す)が好きなんです。とはいえ、好きと得意が比例するとは限らないもので、いまだに勉強してトライ&エラーを繰り返し、なんとか食らいついてるような感じです。
なので、偉そうに講釈を垂れるような立場ではないんです。が、ただですね、いまだにひどいSEO対策を施されてまともにアクセスが集まらず苦しんでる事業主さんって多いんです。
SEO対策の基本は「役に立つ情報発信」だと考えてます
まず、僕自身の大前提でもあるんですが、Googleも公式に発表してるSEO対策の前提があります。それは、検索エンジンは人の役に立つために改善を繰り返している、つまり、人の役に立つ情報を正確に上位表示することに価値がある、ということです。
そりゃそうですよね。自分が使う側であれば、キーワードに対して適切で正しい情報が上に出てきてほしいです。
そういう信憑性や権威性、正確性というものがとても重要とされています。
SEOには「小手先の技術」ももちろん必要
信憑性や権威性、正確性というのはどうやって図るんでしょうか?とんでもない量の情報があふれる今、ひとつひとつ人間が目視して調べるわけじゃありませんよね。
そこはプログラムは走って自動的に判定しています。(そういうプログラム全体を「アルゴリズム」っていいます)
最近だとAI技術もあり、昔よりもよりナチュラルな結果になっているように感じます。昔はコンピュータをだますような、まさに小手先に技術でハックすることもできました。(僕自身、そういうハック術にのめりこんだ時期もありました)
今はアルゴリズムの精度があがり、ハック的な小手先のSEO対策は効果が激減しています。むしろ、そういうことをするとペナルティを食らいます。
でも、必要な小手先の技術もあるんです。ただ素晴らしい情報を書くだけじゃなく、アルゴリズムに対して正しく伝わるように小手先を工夫する必要もあるんです。
タイトル、説明文、見出しをしっかり設定する
たとえば、素晴らしい専門性を持った教授が素晴らしいブログを書いていたとします。
そこには専門性も権威性も、正確性もあるんです。でも検索結果に対してちゃんと評価されない場合があります。それは、いくら素晴らしい情報も、検索結果を評価するプログラム(bot)に対してちゃんと伝わるように書いてないからです。
ちょっとわかりにくいかもしれません。
たとえば、どれだけ素晴らしい情報も、日本語でしゃべっていては英語圏の人には伝わりません。なぜなら、言語が違うからですよね。ブログやホームページでの発信についても、「botに伝わるように設定する」ことがとても重要なんです。
そこでとにかく重要になるのが、タイトル、説明文、そして見出しの設定です。最低限このポイントを押さえて書くことで、より伝わりやすくなるんです。
※このほかにも構造的にやるべきSEO対策はたくさんあるんですが、ブログなどで発信する場合はまずタイトル、説明文、見出しをしっかり作りこむべきです
ロボット語に翻訳するイメージ
検索結果の順位を決めるのはアルゴリズムです、と言いました。アルゴリズムってよくわかりませんよね。ようするにプログラムです。もっとかみ砕いていえば、ロボットみたいなものです。
ロボットに情報を伝えるには、ロボット用の設定が必要ですよね。SEO対策をする場合、その「ロボット用の設定」がとっても大事なんです。
人の役に立つ中身がある前提
一昔前は「ロボット用の設定」を乱用すれば上位表示することも可能でした。しかし、何度も書いたとおり、今は精度があがっており、そういう騙しテクニックみたいなものは見破られ、みかぎられます。
そうじゃなくて、まず第一に「人の役に立つ情報を発信する」ことを大前提とし、そのうえで「ロボット用の設定」をしっかり抜かりなくすることで上位表示を目指すんですね。中身があるから、その中身の魅力を最大限伝えるためにロボット用の設定も抜かりなくしましょうってことです。
まとめ
冒頭にも書いた通り、僕はSEO対策が好きです。ハック的なSEO対策にのめりこんだこともあります。
それらの経験を通し、結局は「人の役に立つ情報を発信する」ことが何より大切だな~と痛感しています。そして、そういうSEO対策がばっちりハマれば受注や集客につながるんです。実際、僕のお客さんでもホームページ+ブログで大きな成果を出されてる企業があります。製造業だったりサービス業だったり、業界はバラバラです。
ホームページの見た目ももちろん大事ですが、情報発信の精度というかコツもあります。そういう部分もレクチャーしながら、「ホームページを育てる」という活動を伝えていきたいなぁと活動しています。
すでにホームページをお持ちの方で成果がいまいち出ないって人は、ぜひとも情報発信の在り方を見直してみてください。
ホームページ屋の僕が言うのもおかしいですが、数百万という大きなお金をかけて作り直さずとも、あんがい成果につながるホームページは作れたりしますので。